ISO/IEC 20000-1認証:サービスマネジメント
ITサービスの設計、構築、提供、サポートおよび管理に関するプロセスを進化させる
ITサービスマネジメントシステムの認証は、構成管理や変更管理、さらにインシデント管理や問題管理を含むプロセスに関連した有効なサービスを提供できる能力を示します。
デジタル化が進む現代では、社内外でのITサービス提供や問題解決能力が、企業の競争力を左右します。
ISO/IEC 20000-1は、ITサービスマネジメントシステムを計画・導入・運用・レビュー・維持・改善するための体系的な枠組みを提供します。
ISO/IEC 20000-1とは
ISO/IEC 20000-1は、ITサービスマネジメントシステムに関する国際的に最も認知された規格で、現在は第3版(2018年版)が発行されています。業種や事業範囲を問わず適用でき、特定分野に限定して導入することも、全社的に展開して顧客ニーズに対応することも可能です。
- 組織はこの規格を通じて、サービスマネジメント方針や目標を設定し、重要な側面を管理し、必要な統制を導入することで、ITサービス提供の品質向上を目指せます。
- 法令やステークホルダーからの要求を満たしているかどうかを定期的に確認することで、マネジメントシステムの継続的改善とパフォーマンス向上が可能です。
ISO/IEC 20000-1はISO 9001などの他のマネジメントシステム規格とも整合性が高く、既存のシステムやプロセスに統合しやすい設計になっています。
認証取得のメリット
ISO 20000-1の潜在的なメリットは数多くありますが、特に重要で具体的なものとして、この規格により組織は以下のことが可能になります:
- 明確で体系的な枠組みのもとで、自社のニーズや期待に応じたITサービスマネジメントシステムを構築・運用できる
- サイバー脅威を含む組織リスクの低減
- 契約上の要求事項への適合
- ITサービスに対する顧客・取引先の信頼と満足度向上
- 社内外における円滑な運用の実現
認証取得に向けた第一歩
認証取得には、ISO/IEC 20000-1の要求事項に適合するITサービスマネジメントシステムの導入が必要です。
DNVは認定を受けた第三者認証機関として、トレーニングや認証サービスを通じて、認証取得までをサポートします。
認証取得へのステップについて、詳しくはこちらをご覧ください。