神戸サステナブルファイナンス・フレームワークの評価を実施
DNVは、神戸市の神戸サステナブルファイナンス・フレームワークに対して、評価を行いました。
神戸市は、地球温暖化は喫緊の課題であるとの認識のもと、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指して「神戸市地球温暖化防止実行計画」を始めとする各種計画を策定しており、これらに基づき、気候変動分野施策を推進しています。
神戸市域の更なる脱炭素化の推進に向けて、多様な企業・団体による脱炭素投資、これらを下支えするサステナブルファイナンスの実行を支援することを目的として、2025年9月に「神戸サステナブルファイナンス・フレームワーク(以下、「フレームワーク」)」を策定しました。
本フレームワークは、「神戸市地球温暖化防止実行計画」、「脱炭素先行地域計画提案書」、「神戸港港湾脱炭素化推進計画」に基づいて作成されたものです。
フレームワークは、神戸市における多様な企業・団体が、フレームワークに基づいて実施する脱炭素投資のための資金調達を支援する枠組みとして構成されています。図-1にスキーム図を示します。
各企業・団体は、適格性評価を経たプロセスに基づく活動を行うことで、個別にファイナンス・フレームワークを策定する必要がなく、神戸市の脱炭素化に必要な設備投資等を行うための融資(リースを含む)を、サステナブルファイナンスとして実行することが可能となります。
神戸市は、本フレームワークの活用を推進することで、市内事業者による脱炭素投資を誘引し、2030年度までに温室効果ガス排出量を2013年度比で60%削減し、2050年度までに実質ゼロを目指しています。
DNVビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社(以下、DNV)は外部レビュー機関として、フレームワークの適格性を評価しました。
(以上、報告書サマリーからの抜粋)
なお、本件はDNVのエリアトランジション評価としては、横浜CNPに続き2件目となります。
詳細は、サステナブルファイナンスリスト(評価実績)より、ご覧ください。
関連情報:
神戸市 記者発表資料
三井住友銀行ニュースリリース
その他:
- 神戸市の「神戸市サステナブルファイナンス・フレームワーク」の策定に係る第三者評価業務の評価機関に選定
- 横浜港CNPサステナブルファイナンス・フレームワークの評価を実施
- 横浜港CNPサステナブルファイナンス・フレームワークに基づくグリーンローンの評価を実施
DNVはグローバルで活動する第三者評価機関として、環境・社会に対する高い技術的な知見と豊富な経験を活かし、あらゆるESGファイナンスへの第三者評価の提供を通じて社会的責任を果たしてまいります。
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