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食品サプライチェーン全体の食品安全への期待

日本初の食品容器用鋼板を対象としたFSSC22000認証を日本製鉄株式会社九州製鉄所が2022年11月15日に取得されました。

左:日本製鉄株式会社 三好忠満 / 右:DNVビジネス・アシュアランス・ジャパン(株) 前田直樹

包装容器の一般的な役割は、破損品質低下を防ぐための内容物の保護、効率の向上・経費削減のための取り扱いの利便性、表示・ブランド価値のための情報の提供とされています。食品用途の包装容器は、さらに、食品と接触しても健康に影響が発生しないことや、レトルト処理などに耐え得ることなど、食品安全を考慮した設計と製造が要求されており、多くの容器包装メーカーでは、食品安全システムの国際規格であるFSSC 220000の認証登録に取り組まれています。

近年の全世界的な「食の安全」に関する危機意識の高まりを背景に、食品産業連鎖(フードチェーン)の一端としての食品包装容器に対しても、食品会社同等の衛生管理レベルを求める声が強くなっており、日本製鉄株式会社は、こうした動きが世界的に加速し、かつ客観的な評価の必要性が高まるとの認識から、いち早く 食品の容器包装資材を対象としてFSSC22000 の認証取得に着手し、製造・製品管理レベルの向上に取り組まれました。 

認証範囲である食品容器用表面処理鋼板の製造では、設計段階では、表面処理剤の材質、製造段階では、表面処理剤の使用量、厚み、そして、ピンホールなどが食品安全の観点から管理されています。 

安全な製品を製造するうえで必須の管理でありISO22000に基づいたHACCP原則の適用、そして、ISO/TS22002-4に基づいた製造環境の管理が国際基準に基づいて実施されており、FSSC22000の要求事項を含む規格要求事項に適合していることが確認された結果、認証書が発行されました。

食品の容器包装資材メーカーとしてのFSSC222000登録への取り組みは、直接の容器メーカーだけでなく、容器包装の品質に大きく影響を与える材料のメーカーが取り組むことによる、食品サプライチェーン全体の関係者が一丸となって食品安全に取り組むという意義ある取り組みへの第一歩として今後の展開が期待されます。






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