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九州電力のサステナブルファイナンス・フレームワーク評価を実施

DNVは、九州電⼒株式会社のサステナブルファイナンス・フレームワークにセカンド・パーティ・オピニオンを発行しました。

(以下、報告書サマリーからの抜粋)

九電グループは、九州電⼒株式会社(以下、九州電⼒)、子会社67社及び関連会社46社で構成されており(2022年3月時点)、「発電・販売事業」、「送配電事業」、「その他エネルギーサービス事業」、「ICTサービス事業」及び「その他の事業」を⾏っております。九州電⼒は、2021年4月にグリーンボンド・フレームワークを策定し、同年6月に九州電⼒として初のグリーンボンドを発⾏しました。今般、九州電⼒は、九電グループにおけるカーボンニュートラル戦略の深掘りやサステナブルファイナンスに関連した各種制度・⽅針等の整備が進んだことを受け、同フレームワークをサステナブルファイナンス・フレームワークに改訂し、ファイナンスとの連動拡大による九州電⼒の戦略の発信⼒を⾼めるとともに、サステナブルファイナンスの基盤拡充を目指すこととしています。このような取組みを進める上で、九州電⼒では、資源エネルギー庁が策定するエネルギー基本計画で掲げる温室効果ガス(GHG)削減目標を大きく上回る、野心的な目標を掲げて活動を⾏っています。九州電⼒は、この野心的な目標を中⻑期の経営目標(環境目標)に設定し、低・脱炭素の業界トップランナーとして「九電グループ カーボンニュートラルビジョン2050」を掲げ、カーボンニュートラルの実現と九州から日本の脱炭素をリードする企業グループを目指すべくサステナブルファイナンスによる調達資⾦を通じてカーボンニュートラル実現を目指すための取り組みに充当することを計画しています。


DNV ビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社(以下、DNV)は外部レビュー機関として、フレームワークの適格性を評価しました。


DNV は、フレームワークをはじめとする九州電⼒より提供された関連文書・情報に基づく評価により、九州電⼒が確⽴したフレームワーク及びこのフレームワークに従って実⾏されるサステナビリティファイナンス(グリーン・ファイナンス(グリーンボンド及びローン)及びトランジション・ファイナンス(資⾦使途特定型及び資⾦使途不特定型のトランジションボンド及びローン))が、関連する枠組みであるクライメート・トランジション・ファイナンス・ハンドブック(CTFH)・クライメート・トランジション・ファイナンスに関する基本指針(CTFBG)、グリーンボンド原則(GBP)・グリーンローン原則(GLP)・グリーンボンドガイドライン(GBGLs)及びサステナビリティ・リンク・ボンド原則(SLBP)・サステナビリティ・リンク・ローン原則(SLLP)・サステナビリティ・リンク・ローンガイドライン(SLLGLs)で要求される基準を満たし、適格性があることを確認しました。


詳細は、サステナブルファイナンスリスト(評価実績)より、ご覧ください。


DNVはグローバルで活動する第三者評価機関として、環境・社会に対する高い技術的な知見と豊富な経験を活かし、今回の九州電力のサステナブルファイナンス・フレームワークへのセカンド・パーティ・オピニオンを含む、あらゆるESGファイナンスへの第三者評価の提供を通じて社会的責任を果たしてまいります。



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■DNVについて
DNV は、150年間続くあらゆるリスクマネジメントに関する様々な活動を行う先駆的国際機関として、世界100ヶ国以上、300の事務所、85もの様々な国籍を持つ16,000人のスタッフが認証、アセスメント、船級等々の分野でサービスを提供しています。積極的に研究開発へと継続的に投資しているため、従業員は高度な専門性と資格を有する集団としてサービスを提供することが可能となっています。

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九州電力 サステナブルファイナンス・フレームワーク SPO [PDF]