コマツグリーンボンドに対し、第三者機関としてセカンドパーティオピニオンを提供
DNV GL provided Second Party Opinion to Komatsu Green Bond
DNV GLは、コマツグリーンボンドに対し、第三者機関としてセカンドパーティオピニオンを提供しました。DNV GL, as external reviewer, provided second party opinion to Komatsu Green Bond.
コマツグリーンボンド DNV GLセカンドパーティオピニオン日本語版[PDF]
Komatsu Green Bond, DNV GL Second Party Opinion[PDF]
DNV GLは、株式会社小松製作所(以下、コマツ)が発行する予定のコマツグリーンボンドに対し、グリーンボンド原則*1、グリーンボンドガイドライン*2及び関連する基準への適合性について第三者機関としてセカンドパーティオピニオンを提供しました*3。
コマツグリーンボンドは、コマツが推進する中期経営計画「DANTOTSU Value-FORWARD Together for Sustainable Growth」に基づくESGの課題解決による持続的成長や、SDGsへの貢献と合致した取組であり、製品の生産時のみならず、使用時における環境課題の双方に取り組むコマツのバリューチェーン全体における環境負荷軽減を企図したグリーンプロジェクトで構成された大変興味深いものです。
このプロジェクトは、代表的な2つのグリーンプロジェクトカテゴリに分類されています。一つ目は太陽光発電やバイオマス発電等を含む「再生可能エネルギー」、二つ目は製品の生産時や使用時におけるエネルギー使用量削減やCO2排出削減への取組みである「省エネルギー(エネルギー効率)」です。製品の使用時の環境改善は、コマツ製品を使用する顧客の環境改善にもつながることが期待されます。
コマツは、このグリーンボンドを通じて幅広いステークホルダーの皆様に、コマツの環境課題への対応について理解をより深める機会とするとともに、脱炭素社会の実現に向けたこれらの取り組みの実現の一助とすることを意図しています。
*1「グリーンボンド原則(Green Bond Principle)2018」:グリーンボンドの発行に係るガイドラインであり、国際資本市場
協会(ICMA)により策定された、国際的に幅広く認知された原則。
*2「グリーンボンドガイドライン2020年版」:グリーンボンド原則との整合性に配慮しつつ、市場関係者の実務担当者が
グリーンボンドに関する具体的対応を検討する際に参考とし得る、具体的対応の例や我が国の特性に即した解釈を示す
ことで、グリーンボンドを国内でさらに普及させることを目的に環境省が策定・公表するガイドラインで、2017年3月
に策定され、2020年3月に改訂版が公開された。コマツグリーンボンドでは、この最新の改訂版に対する適合性を評価。
*3コマツグリーンボンドに対する第三者機関としてのセカンドパーティオピニオンの提供(外部レビューの付与)は、環境省の
2020年 度グリーンボンド発行促進体制整備支援事業の対象。
DNVは当該グリーンボンドに対し1回目の定期レビューを実施しました
(2021年7月21日定期レビューレポート追加)
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