北海道電力の原子力と送配電を資金使途としたトランジションファイナンスの評価を実施
DNVは、北海道電力株式会社の原子力と送配電を資金使途としたトランジションファイナンスに対して、Annex‐セカンド・パーティ・オピニオンを発行しました。
DNVビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社(以下、DNV)は、北海道電力株式会社(以下、北海道電力)が実行する既設原子力発電所の再稼働や運転継続に必要な安全対策及び送配電網に係るプロジェクトを資金使途とする北海道電力トランジション・ファイナンスがDNVのセカンド・パーティ・オピニオンで適格性を評価済み*1のフレームワーク*2に基づき、当該トランジション・ファイナンス実行に必要な各種原則やガイドラインを満たし、適切な内部プロセスを経て実行及び管理される計画であることを確認しました。
特に、本報告書は、トランジション・ファイナンスの資金使途候補である既設原子力発電所の再稼働や運転継続に必要な安全対策及び送配電網に係るプロジェクト*3の適格性について、国際的に認知され、広く利用されているガイドラインや先行する国内及び海外事例の参照*4、また、日本及び電力分野のカーボンニュートラルに向けたトランジション戦略*5との整合性に焦点を当てて評価を行ったものです。詳細は本文を参照ください。
DNVは、評価の結果として、北海道電力トランジション・ファイナンスの資金使途候補である既設原子力発電所の再稼働や運転継続に必要な安全対策及び送配電網に係るプロジェクトは、トランジション・ファイナンスの資金使途として適格性があると結論付けました。
- 北海道電力株式会社グリーン/トランジション・ファイナンス・フレームワーク セカンド・パーティ・オピニオン
- 北海道電力グリーン/トランジション・ファイナンス・フレームワーク
- 北海道電力 グリーン/トランジション・ファイナンス 適格クライテリア及びプロジェクト概要
- EUタクソノミー(セクション28)や、カナダ、フランス、フィンランド及び米国での原子力発電を資金使途としたグリーンファイナンスの事例及び国内(九州電力、関西電力)でのトランジション・ファイナンスの事例
- エネルギー基本計画、GX実現に向けた基本方針、電力分野のトランジション・ロードマップ、その他政府が示す原子力に関連する指針等
(以上、報告書サマリーからの抜粋)
なお、本件はDNVの原子力プロジェクトを資金使途とする評価としては2件目となります。
詳細は、サステナブルファイナンスリスト(評価実績)より、ご覧ください。
関連情報:
北海道電力初となるトランジションボンドの発行について - 北海道電力 (hepco.co.jp)
九州電力の原子力発電プロジェクトを資金使途としたトランジションファイナンスの評価を実施 (dnv.jp)
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