東京センチュリーのサステナビリティ・リンク・ファイナンス及びトランジション・リンク・ファイナンスのフレームワーク評価を実施
DNVは、東京センチュリー株式会社のサステナビリティ・リンク・ファイナンス及びトランジション・リンク・ファイナンスフレームワークにセカンド・パーティ・オピニオンおよび適合書簡を発行しました。
東京センチュリー株式会社(以下、東京センチュリー、又は Enabler)は、センチュリー・リーシング・システム株式会社と東京リース株式会社の合併により誕生し、リースを祖業として、「国内リース事業分野」「オートモビリティ事業分野」「スペシャルティ事業分野」「国際事業分野」「環境インフラ事業分野」の 5 つの事業分野で、国内外のパートナー企業との共創による『金融×サービス×事業』を融合したビジネスモデルを展開しています。
東京センチュリーグループは、排出する温室効果ガス(以下、GHG)を 2021年度比、2040年度までにネットゼロとすることを目標に掲げ、中間目標として、2030年度の GHG排出量 50%削減を目指します。
東京センチュリーは、環境問題への取組が社会的責任の一つであると認識し、持続可能な循環型経済社会の実現のため、事業活動のあらゆる分野において環境保全に配慮した企業活動を行い、資金提供者としては、資金調達者の低炭素・脱炭素に資する投融資を支援しています。その中でも特に GHG 排出の多い、航空機・船舶事業分野の低炭素・脱炭素化の推進を支援することが肝要であると考え、Enabler として、国際的な枠組みに基づき「東京センチュリー サステナ
ビリティ・リンク・ファイナンス及びトランジション・リンク・ファイナンス・フレームワーク」(以下、フレームワーク)を新たに策定しました。
フレームワークは、東京センチュリーが Enabler として下記のファイナンスを実行する際に必要な要素を含む包括的なフレームワークとして構成されています。
- サステナビリティ・リンク・ファイナンス(ローン及びエクイティ)
- トランジション・リンク・ファイナンス(ローン及びエクイティ)
DNV ビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社(以下、DNV)は外部レビュー機関として、フレームワークの適格性を評価しました。具体的には、DNV は以下を中心とした枠組み(原則やガイドライン等)を適用・参照し、東京センチュリーが、サステナビリティ・リンク・ローン及びトランジション・リンク・ローンの対象となる資金調達者の事業活動がトランジション戦略ならびに低炭素・脱炭素の実現に資することを適切に評価・判断するための、東京センチュリーの計画や体制についての適格性評価を行いました。
(以上、報告書サマリーからの抜粋)
なお、本件はDNVのEnabler評価として4件目となります
詳細は、サステナブルファイナンスリスト(評価実績)より、ご覧ください。
関連情報:
以下、会員サイト
商船三井グループのケミカル船でJOLCO東京センチュリー、環境目標達成でリース料減額 | 海運<経営・全般> | ニュース | 海事プレスONLINE (kaijipress.com)
商船三井、日本初 サステナ連動リース。東京センチュリーと締結。ケミカル船対象|日本海事新聞 電子版 (jmd.co.jp)
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