すかいらーくホールディングスのサステナビリティファイナンス・フレームワークの評価を実施

DNVは、株式会社すかいらーくホールディングスのサステナビリティファイナンス・フレームワークに対して、評価を行いました。

サステナビリティファイナンス・フレームワーク SPOより

株式会社すかいらーくホールディングス(以下、すかいらーく)は、自社及び子会社11社(2024年12月31日現在)によって構成されるすかいらーくグループの持株会社です。主に日本において、レストランの経営を中心に、食品の販売、子会社を通じた配送や店舗清掃・保守等の事業を展開しています。すかいらーくグループは、1970年に1号店をオープンして以来、日本におけるファミリーレストランの先駆けとして、変化し続けるお客様のニーズにお応えし成長を遂げてきました。現在では、多彩なブランドポートフォリオを誇り、日本最大級のテーブルサービス・レストランチェーンへと成長しています。

すかいらーくグループは、経営理念「価値ある豊かさの創造」を掲げ、人々の生活がより豊かになるよう、「食」を通じた社会貢献を目指し、パーパスである「食の未来を創造し 豊かな生活と社会の発展に貢献する」の実現に向け、サステナブル経営を実践し、「2030 年長期ビジョン」として「一人ひとりの豊かな生活の実現」「豊かな社会づくりへの貢献」「環境への配慮」を目指しています。また、サステナビリティ方針に基づき、「食」を通じて、持続的な社会とグループの企業価値の向上を実現していくために、すかいらーくグループにとっての重要度とステークホルダーにとっての重要度の両面から分析を行い、マテリアリティを特定しています。

これらの取り組みを加速するため、すかいらーくは、マテリアリティである「脱炭素」「食品ロスの削減」に関連する環境・社会課題の解決に取り組むために必要な資金をサステナビリティファイナンスとして調達するため、「すかいらーくホールディングス サステナビリティファイナンス・フレームワーク」(以下、フレームワーク)を策定しました。

すかいらーくは、DNVビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社(以下、DNV)にフレームワーク評価を委託しています。DNVは外部レビュー機関として、適格クライテリアについて、現在資本市場において幅広く認知されている以下のサステナビリティファイナンスの原則やガイドラインで定められる4つの核となる要素を参照もしくは適用し、フレームワークの適格性を評価しました。

  • グリーンボンド原則(GBP) 国際資本市場協会(ICMA)、2025
  • ソーシャルボンド原則(SBP) ICMA、2025
  • サステナビリティボンド・ガイドライン(SBG) ICMA、2021
  • グリーンローン原則(GLP) ローン・マーケット・アソシエーション(LMA)等、2025
  • ソーシャルローン原則(SLP) LMA 等、2025
  • グリーンボンドガイドライン(GBGL) 環境省、2024
  • グリーンローンガイドライン(GLGL) 環境省、2024
  • ソーシャルボンドガイドライン(SBGL) 金融庁、2021

 

(以上、報告書サマリーからの抜粋)

 

なお、本件はDNVビジネス・アシュアランス・ジャパンにとって、外食産業における初のサステナビリティファイナンスSPO発行となります。
外食産業においてもサステナビリティファイナンスの活用は拡大しており、今回のすかいらーくホールディングスによる枠組み策定と資金調達は、その流れをさらに後押しし、業界全体のサステナブルな発展に資するものと位置づけられます。

詳細は、サステナブルファイナンスリスト(評価実績)より、ご覧ください。

 

DNVはグローバルで活動する第三者評価機関として、環境・社会に対する高い技術的な知見と豊富な経験を活かし、あらゆるESGファイナンスへの第三者評価の提供を通じて社会的責任を果たしてまいります。

 

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