Boost Your Floating Wind Workflow – Bladed & Sesam Insights Seminar

未来の⾵を設計する - 持続可能なエネルギーを支えるBladed+Sesam浮体式洋上風力発電(Floating Offshore Wind Turbine: FOWT)ユーザーセミナー

本セミナーは、浮体式洋上風力発電(Floating Offshore Wind Turbine: FOWT)にご関心のあるエンジニアリング会社、研究開発センター、プロジェクトデベロッパー、コンサルティング会社をはじめとする皆さまを対象に、設計から解析、認証に至るまでの幅広いトピックを取り上げ、最新の情報をご紹介する機会として開催いたします。FOWTの設計・解析に携わる技術者の方はもちろん、今後の導入や検討に向けて情報収集をされている方、あるいはこれから学び始めたいとお考えの方にもご参考いただける内容となっております。

当日は、DNVが提供するFOWT向けの解析ソリューションを中心に、Bladed および Sesam を活用した設計・解析ワークフローを、ライブデモを交えながら分かりやすくご紹介します。荷重・応答の再構成や周波数領域での解析手法、実務での応用事例など、現場に即した実践的なアプローチを取り上げます。

さらに、FOWTの信頼性向上とプロジェクトリスクの低減に貢献する認証プロセスの解説、設計初期段階におけるサイト調査キャンペーンの重要性といった関連テーマも取り上げ、精度の高いデータ取得や早期の解析がコスト最適化やファイナンス確保にどう寄与するかについて、国内外の事例を通じてご紹介します。

また、日本の浮体式洋上風力技術の発展を促進する主要な業界団体であるFLOWRA(Floating Offshore Wind Technology Research Association)による紹介と戦略説明、並びにパネルディスカッションも予定しております。FLOWRAのミッションや組織構成、政府や国際関係者との連携、地元サプライチェーン支援の取り組みについての最新情報をお伝えし、日本市場の動向や国際協力の機会についての洞察をご提供いたします。

また、コンセプト設計からフロントエンド・エンジニアリング設計(FEED)に至るまでの各フェーズに対応した知見を幅広くご提供します。FOWTの効率的な開発と、安全性・信頼性を両立させた設計のヒントを得る場として、ぜひ本セミナーをご活用ください。

イベント概要

  • FLOWRA(浮体式洋上風力技術研究組合)様による取り組みと戦略的ビジョンのご紹介
    日本の浮体式洋上風力技術の発展を促進する主要業界団体としての役割や最新の取り組みをご紹介いたします。
  • FOWT向け最先端ソリューションのご紹介
    最新技術を駆使した包括的な解析・設計手法をご覧いただけます。

  • BladedによるFOWT解析機能の詳細と他社製係留解析ソフトとの連携デモ
    実践的な連携ワークフローをライブで体感いただけます。

  • Sesamを用いたコンクリート基礎設計の革新的アプローチ
    耐久性と安全性を両立する設計手法のポイントを解説いたします。

  • BladedとSesamのシームレス連携ワークフローの徹底解説
    設計効率と精度を高める最新の統合解析プロセスをご紹介いたします。

  • Response Recostruction法によるULS・FLS解析のライブデモンストレーション
    実際の解析画面を通じて、リアルタイムで動的応答の把握方法を体験いただけます。

  • DNVの認証プロセス、現地調査の最前線 など
  • ネットワーキング

【開催概要】

日 時: 2025年9月5日(金) 9:20~17:00(予定)
会 場: 赤坂インターシティコンファレンス The Amphitheater
〒107-0052 東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR 4F
参加費: 無料
使用言語: 一部のセッションを英語で実施いたします。
英語セッションには、日本語通訳はございませんのであらかじめご了承ください。


【ご登録について】

  • 登録締切: 2025年8月22日(金)まで※より多くのお客様にご参加いただけるよう、申し込み期限を延長いたしました。

  • 参加人数: 1社3名様まで
    ※4名様以上でのご参加をご希望の場合は、下記お問い合わせ先までお気軽にご相談ください。

  • 定員に達し次第受付終了となる場合がございます。お早めのご登録をおすすめいたします。

ご登録は「REGISTER NOW」ボタンよりお願いいたします。


【ご案内・注意事項】

  • プログラムおよび登壇者は予告なく変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

  • お席に限りがございますため、定員に達した場合は締切前でも受付を終了させていただく可能性がございます。何卒ご了承ください。

ご質問、お問い合わせ:digital.japan@dnv.com または eri.morishita@dnv.com

議題

2025 年9月5日(金) セミナーアジェンダ

08:50 - 09:20

Registration・受付開始& Doors Open・開場

09:20 - 09:25

Safety briefing・安全に関するご案内

09:25 - 09:30

Welcome address・開会のご挨拶(言語:英語)

09:30 - 10:15

FLOWRA Introduction / Strategy /Pannel Discussion (Topic to be confirmed)​・FLOWRAの活動紹介および今後の取り組みについて(言語:日本語)/パネルディスカッション(言語:英語)

 本セッションでは、浮体式洋上風力発電の普及促進を目的に設立された業界団体「 浮体式洋上風力技術研究組合 (FLOWRA)」についてご紹介いたします。FLOWRAの設立背景、組織体制、および国の政策・規制枠組みにおける役割を概説するとともに、政府機関との連携や国際ステークホルダーとの協働、国内サプライチェーンの支援など、同協議会が推進する戦略的取り組みについても解説いたします。本セッションを通じて、FLOWRAが日本の浮体式洋上風力市場において果たしている役割や、国際的な連携および技術提供の可能性について理解を深めていただける内容となっております。

パネルディスカッション(テーマ調整中)
パネリスト
・浮体式洋上風力技術研究組合: 国際連携部長 猪狩 元嗣様
・DNV AS デジタルソリューションズ グローバル ビジネスディベロップメント ディレクター:HagSung Kim
他調整中

10:15 - 10:45

Overview of DNV Solutions for FOWT・DNVによる浮体式洋上風力発電向けソリューションの概要(言語:日本語)

本セッションでは、浮体式洋上風力発電(FOWT)構造物の解析に用いられるDNVの解析ソフトウェア「Sesam」および「Bladed」についてご紹介いたします。さらに、設計段階に応じて適用される4つの主要な解析手法:周波数領域解析ならびに時間領域における3つの手法(Response Reconstruction法、, Load Reconstruction法、Direct Load Generation法)の概要を解説いたします。本セッションは、各手法の目的および特性に関する理解を深めていただくとともに、続くセッションに向けた基礎的な位置づけとなることを目的としております。

10:45 - 11:00

Coffee Break・休憩/ ネットワーキング

11:00 - 11:30

General presentation about Bladed floating capabilities・Bladedにおける浮体式風力発電対応機能の概要(言語:英語)

本セッションでは、浮体式風力発電の設計および解析におけるBladedの対応機能について概説いたします。Bladedは包括的なソリューションとして、初期設計段階における迅速な設計反復を可能にし、DNVのワークフローと連携することで詳細設計の効率化を実現します。また、精度の高い浮体式風力発電モデルを統合することで、基礎構造設計における不確実性を最小限に抑え、プロジェクト全体のリスク低減に寄与します。さらに、主要なエンジニアリングツールとのシームレスな連携によりチーム間の協業を促進するとともに、Bladedに搭載されている制御システム設計ツールによって、浮体式風力発電の安全かつ安定した運用を支援します。

11:30 - 12:00

Demo: Bladed-External Tools Workflow ・デモ:Bladedと他社製の係留解析ツールの連携(言語:英語)

本デモセッションでは、Bladedが他社製の係留解析ツールと連携し、浮体式風力システムにおける柔軟かつ高精度なモデリングの実現を可能にする連携手法をご紹介いたします。

12:00 - 12:30

Introduction to DNV’s Certification Process for Floating Offshore Wind Turbines・DNVによる浮体式洋上風力発電設備の認証プロセスの概要(言語:日本語)

本セッションでは、DNVによる浮体式洋上風力発電システムの認証プロセスの概要を説明します。概念設計の検証から最終の試運転まで認証ライフサイクルの主要なフェーズを網羅し、DNV認証スキームが国際規格および現地の規制要件とどのように整合しているかを説明します。また、浮体式システムの認証において対処される具体的な技術的課題、そして認証がプロジェクトリスクの低減、安全性と性能の確保といった形で開発者、設計者、投資家にもたらす価値についても解説いたします。

12:30 - 13:30

Lunch・お昼休憩/ ネットワーキング

13:30 - 14:15

Demo: FLS Analysis Using the Bladed–Sesam Response Reconstruction Workflow・デモ:Response Reconstruction法を用いたBladed-SesamのFLS解析ワークフロー(言語:日本語)

本セッションでは、Response Reconstruction法を用いたBladed-SesamのFLS解析ワークフローについてご紹介いたします。周波数領域での流体力解析および構造解析の事前計算(Precomputation)を踏まえたうえで、応答再現、およびレインフローカウント法に基づく疲労評価までの一連のプロセスをライブデモを通じて解説いたします。

14:15 - 15:00

Demo: ULS Analysis Using the Bladed–Sesam Response Reconstruction Workflow・デモ:Response Reconstruction法を用いたBladed-SesamのULS解析ワークフロー(言語:日本語)

本セッションでは、Response Reconstruction法を用いたBladed-SesamのULS解析の一連のワークフローについてご紹介いたします。手法の概要説明と、Bladedの解析結果をSesamで活用する流れをご紹介し、流体力解析と構造解析の事前計算、応答再現、設計基準による強度照査(コードチェック)のライブデモを行います。

15:00 - 15:20

休憩・ネットワーキング

15:20 - 15:50

Site Investigation Campaign Per Industry Best Practice In Offshore Wind・洋上風力発電における現地調査のベストプラクティス(言語:日本語)

本セッションでは、洋上風力発電プロジェクトにおいて、信頼性の高いサイト調査を計画・実施することの重要性について解説します。正確なデータの取得と早期の分析により、不確実性を減らし、設計を最適化し、全体コストを抑えることが可能になります。Floating LiDARやメットマスト(観測塔)、公開データなど、さまざまな計測手法の比較を通じて、それぞれが事業の銀行融資適格性(バンカビリティ)に与える影響を紹介します。さらに、日本および欧州における事例をもとに、コスト対効果や地盤調査の検討事項の解説やプロジェクトを成功に導くための、業界のベストプラクティスに沿った実践的な手法をご紹介いたします。

15:50 - 16:35

Concrete Foundation Workflow Demonstration for Early-Stage Design Using Sesam・デモ:Sesamを用いた初期設計段階におけるコンクリート基礎のワークフロー(言語:日本語)

本セッションでは、初期設計およびFEED(Front-End Engineering Design)段階におけるコンクリート浮体基礎構造の評価にSesamを適用する手法をご紹介いたします。モデリング、流体力解析、構造解析、ポストプロセスに向けた準備までを含む、周波数領域解析に基づく統合的なワークフローに焦点を当てます。
また、設計コード(例:DNV-ST-C502)に準拠した鉄筋コンクリート構造の構造性能評価を行うためのSesamモジュール「ShellDesign」についても解説いたします。セッションの終盤では、これらのプロセス全体を通したデモンストレーションを実施します。

 

16:35 - 17:00

Q&A Followed by closing remarks・質疑応答と閉会のご挨拶