Risk Based Certification

当社の監査方法は、認証を次のレベルに引き上げることで、要求事項への順守を実証するとともに、長期にわたる持続可能なビジネスパフォーマンスを構築することを目指しています。

現在、企業がビジネスを遂行するにあたり、ステークホルダー(利害関係者)の影響力は無視できないものとなり、社会的、経済的、環境的に与える影響を把握することに努めなければなりません。組織は常にリスクに直面し、軽減してきましたが、複雑さを増すビジネス環境は企業への要求を高めるばかりです。リスクベースの認証制度の方法論を使用した監査は、既存のマネジメントシステムを活用しこの状況を把握するのに役立ちます。 


ISO 9001の認証を取得したうまく機能する品質マネジメントシステムは、持続可能なビジネスパフォーマンスを構築するまず最初の一歩となりえます。例えば、遅延のない配送、不良品をゼロに近づけ、環境負荷の高い廃棄物を減らすのに役立ちます。労働安全衛生マネジメントシステムは、スタッフの安全を確保し、傷病を減らし、危機的な事故の数を減らすのに貢献することが可能です。

リスクベース監査はビジネス目標に影響を及ぼす可能性のある最も重大なリスクをより広い視点から特定することが可能になり、企業にとって最も重要なものについて監査を行い、マネジメントシステムがこれらのリスクを管理するうえでどの程度効果的であるかを重視することができます。



認証をさらに活用する

RBCは、PDCAサイクルに従います。しかし、持続可能なビジネスパフォーマンスを構築するためには、組織の内外の幅広い視点から、ビジネス目標に影響を及ぼす可能性のあるすべてのリスクを理解し、監査に組み込んで管理システムのパフォーマンスに関する知識を深める必要があります。

最初のステップは、組織を複数の視点から理解することです。これには、長期的なビジネス目標、社内外の最も関連性の高いステークホルダー(利害関係者)、マネジメントシステムへの要求と最も重要なリスクを特定して、長期的なビジネス目標を達成することが含まれています。 どのリスクが長期的なビジネス目標到達を妨げる可能性があり、マネジメントシステムが組織に寄与するのかを検討する必要があります。これを踏まえ、監査チームは、最も重要なリスクについて議論し優先順位をつけ、どこに監査を当てるべきかについて適切に対応することになります。

フォーカスした領域には、長期的なビジネス目標が反映されている必要があります。そのため、組織やビジネス目標にとって最も重要なのは何なのかを監査のために1〜3つの焦点エリアを定義することになります。 これは、ISO 9001、ISO 14001、OHSAS18001、またはFSSC 22000など、要求事項に準拠しているかどうかを確認するのと同時に行われます。フォーカス領域は監査の目的をより明確にし、マネジメントシステムが選択した規格要件を満たしているかどうかを監査します。




RBCのメリット

RBCは、あらゆる監査からより多くの情報を入手し、持続可能なビジネスパフォーマンスを構築するのに役立つように設計されています。最も重要なリスクを把握し、マネジメントシステムを用いてリスクを軽減します。 高度に熟練した経験豊富な監査員が、基準へのコンプライアンスチェックと並行して、最も重要な事項に監査を集中させるように考慮がなされています。