Software Update成熟度モデル

ソフトウェアアップデートに関する法規化に伴い、弊社は、業界標準のAutomotive SPICEを基にソフトウェアアップデート成熟度モデル(SUMM:Software Update Maturity Model)を新たに開発しました。本モデルは、ソフトウェアをアップデートする仕組みとそれを管理する仕組み(SUMS:Software Update Management System)を、各組織において担う能力があるかどうかを客観的に評価することが出来ます。

ソフトウェアをアップデートする仕組みとそれを管理する仕組み(SUMS:Software Update Management System)が、国内法規化に伴い、各組織の対応が必須となりました。本成熟度モデルを利用することにより、SUMSの構築や改善に役立ち、かつ、客観的な評価が可能になります。
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Software Update成熟度モデルの概要

WP.29におけるサイバーセキュリティの国内規則化に伴い,ソフトウェアをアップデートする仕組みとそれを管理する仕組み(以下SUMS:Software Update Management System)が必須となっている。 SUMS構築に関しては,原則車両メーカーの役割であるが,実際には,車載システムを開発するサプライヤや車両の販売,整備をする販社,量販店など,その協力は不可欠である。 特に市場でのソフトウェア問題に対して,そのソフトウェアを更新(改修)するサプライヤとの連携は重要で,一体となったManagement Systemの構築が必須である。 そのため,サプライヤに対し車両メーカーは,SUMSにおける役割や責任を分担する必要があり,それが実施できる能力の有無を客観的に判断し,必要なら共に改善を急ぐ必要がある。

本SU成熟度モデルSoftware Update Maturity Model(以下SUMM)は,SUMS構築のため,以下の活動を効果的かつ効率的に行えるようにAutomotive SPICEをベースに策定したものである。

・各組織でのSUMS構築に必要な活動(プロセス定義),システム整備・運用の参考
・各組織がSUMSを担う能力があるかどうかの客観的診断
・SUMSにおける課題の抽出と継続的改善






Software Update成熟度レベル

ソフトウェアアップデートマネジメントシステム(SUMS)の構築、確立を行える組織の成熟度を示し、ソフトウェアアップデート成熟度レベル3が、効果的にSUMSを運用できている状態を示します。
SUML3が効果的にSUMSを運用できている状態を示す

sums_Capability






Software Update成熟度モデルのプロセス群

本モデルは、業界標準のAutomotive SPICEを基に策定していますが、一部のAutomotive SPICEのプロセスに変更を加え、かつ、サイバーセキュリティ関連や必要なプロセスを追加しています。

sums_processes






Software Update成熟度モデルのプロセスエリア

sums_Process Area






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