脱炭素社会への移行支援

私たちは、企業のサステナビリティ戦略に対して、経営戦略から実務レベルに至るまで幅広いサポートを提供しております。企業が持続可能な成長を達成するための方針策定から、日々の業務における環境・社会的配慮の実践までを包括的に支援します。

 

脱炭素社会への移行支援関連サービス

 


GHG排出量の算定に向けた支援、および算定結果の検証 

 

企業に対してカーボンニュートラルに向けた取り組みが求められるなか、GHG排出量を正確に把握することは、GHG排出量削減への第一歩といえます。また、サプライチェーンからの開示要請に対しても、責任ある情報開示を行うことが求められます。

DNVでは、ISO14064-1に基づくGHG排出量(スコープ1,2,3)の算定を支援します。すでに自社でGHG排出量(スコープ1及び2)の算定に取り組まれている場合は、ISO14064-3に基づき算定データの妥当性を確認します。

また、スコープ3の各カテゴリーの算定に関しては、GHGプロトコルや各ガイドラインに基づくカテゴリー定義や具体的な算定方法について支援します。

※客観性および独立性の観点から、支援業務を提供した組織に対する検証業務は行っておりません

 

【主なGHG排出量算定支援の内容】

  • スコープ1及び2の算定結果に対する妥当性確認
  • スコープ3におけるカテゴリー定義、及び具体的な算定方法の検討
  • 算定ルールの明文化
  • 様式類の整備

 


カーボンフットプリント算定に向けた支援、および算定結果の検証

 

カーボンニュートラルに向けた取り組みが進むにつれて、排出量や削減量のより精緻な数値化が求められるようになってきました。とくに、商品やサービスにおいては、原材料の調達から廃棄・リサイクルに至るまでの間に排出されるGHGを、CO2に換算してわかりやすく表示するしくみ、つまりカーボンフットプリント(CFP)に注目が集まっています。

※客観性および独立性の観点から、支援業務を提供した組織に対する検証業務は行っておりません

 

【ISO14067:2018に基づくカーボンフットプリント検証】

CFP検証は、企業等が自社の活動や自社製品・サービスの温室効果ガス排出量を把握し、さらに削減を訴求していくための有効な手段とされています。

  • 大智化学産業株式会社の事例

1966年の創業以来、水晶振動子や半導体などの生産工程で使用される化学加工液を開発・製造する大智化学産業株式会社が、自社製品のカーボンフットプリント(CFP)の算定とその検証に取り組んでいます。
以下リンクより、インタビュー記事がご覧いただけます。 

お客様事例:大智化学産業株式会社 カーボンフットプリント検証

 

  • ミズノ株式会社の事例

ミズノ株式会社の開発したランニングシューズ 「WAVE NEO WIND(ウエーブネオ ウインド)」、「WAVE NEO ULTRA(ウエーブネオ ウルトラ)」に対して、ISO14067:2018を算定基準とするカーボンフットプリント検証を行いました。 

お客様事例:ミズノ株式会社 カーボンフットプリント検証

 


製品ライフサイクルアセスメント(LCA)の算定支援

 

製品におけるライフサイクル全体での環境影響を低減させるためには、製品を設計する段階でライフサイクルアセスメント(LCA)の考え方を取り入れることが有効です。

さらに、企業が自社製品を環境貢献製品として宣言するには、製品の認定基準を策定することが必要になります。

DNVでは、これまでのさまざま事例から得た知見をもとに、企業にあった認定基準の策定を提案すると同時に、第三者評価に対応したしくみの構築を支援します。認定基準ならびにしくみの運用レベルを高めることは、環境配慮型製品や環境配慮企業としてステークホルダーへの訴求力が増すだけでなく、自社のブランディング(企業価値)の向上にもつながります。

Product life cycle assessment

 


グリーン素材の保証に関する支援

 

ティッセンクルップ「bluemint®」の事例

ドイツの大手鉄鋼メーカー・ティッセンクルップが開発した、従来製品に比べCO2排出量を削減した鉄鋼製品「bluemint®」に対して、独立した保証を提供しました。DNVによる独立保証は、ティッセンクルップのCO2排出削減量の算定方法が堅牢であり、CO2排出削減量が適切な方法で鉄鋼製品に割り当てられていることを保証したのものです。DNVは、国際保証業務基準(ISAE)3000に準拠した限定的な保証業務を行い、評価を行う際の基準の一部として、GHGプロトコル「Product Life Cycle Accounting and Reporting Standard」を使用しました(参照:DNV Newsページ)。

 

アルセロール・ミタル「XCarb®」の事例

世界最大級の鉄鋼メーカーであるアルセロール・ミタルは、低炭素な鉄鋼製品「XCarb®」を開発し、その生産によって削減されたCO2排出量を独自に集計及び検証している。それによって発行された「XCarb®グリーンスチール証明書」に対して、DNVはISAE3000に準拠した限定的な保証業務による保証を提供しました。

 

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