2016食品安全セミナー開催
食品安全には、経営戦略に呼応した取り組みが望まれます。HACCPの活用や、マネジメントシステムの導入の利点を再認識するとともに、実際の食品製造現場における事例を共有する貴重な機会となりました。
概要
4/26に東京ダイワハウス本社にて、食品安全セミナーが行われました。当日は食品企業関係者130名の方が参加され、各講演者の講演を聴講、その後の情報交換会で参加者同士の交流が行われました。 まずDNV GLビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社の食品・飲料部長出田が登壇しました。 「見える化」をキーワードとして、何を「見える化」、誰に「見える化」、そして、誰に「見える化」するのかを整理し、「見える化」の方法として、HACCP原則の利用と、食品安全認証の利用を提案しました。また、ISO22000は、産業分野、規模の大小を問わず、フードチェーンすべての組織に適用できることを意図していることがポイントであるとし、 HACCP 7原則12手順とISO22000を対応を図解しました。
最後に、平川食品工業の平川代表取締役が登壇されました。会社成長の変遷とともに、食の安心・安全への想いを強くされたことがISO22000認証取得のきっかけであったことを実例や実感を交えてお話頂きました。
食品安全への対応に関して、小さな問題が、大きな事故になる恐れや不安があり、体制を整えたいという決断、取得を目指され、取得取得後は、衛生・管理レベルが上がったことを実感し、品質のブレが小さくなったと述べられました。豆腐業界で取得しているところはまだ少ないことから大きな差別化として寄与しているとし、企業経営にとっても、問題が特定されやすくなったことで安心感につながっている、と話されました。
全講演終了後は、場所を変え、情報交換会が行われ登壇者や参加者同士による意見交流が行われました。
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■DNV GLについて
DNV GLは、150年間続くあらゆるリスクマネジメントに関する様々な活動を行う先駆的国際機関として、世界100ヶ国以上、300の事務所、85もの様々な国籍を持つ16,000人のスタッフが認証、アセスメント、船級等々の分野でサービスを提供しています。積極的に研究開発へと継続的に投資しているため、従業員は高度な専門性と資格を有する集団としてサービスを提供することが可能となっています。