三井造船玉野事業所にてリスクアセスメントを実施

DNV GL は三井造船玉野事業所に新たに整備されるガスエンジンの工場運転設備に対してリスクアセスメント(HAZOP)を実施しその安全性を確認しました。この設備は三菱重工製の高圧ガス供給装置FGSS (Fuel Gas Supply System) を採用しており、予定されているデモンストレーション運転に先立ち高圧ガスシステムや周囲に対する安全性の確認がなされました。

DNV GL は三井造船玉野事業所に新たに整備されるガスエンジンの工場運転設備に対してリスクアセスメント(HAZOP)を実施しその安全性を確認しました。この設備は三菱重工製の高圧ガス供給装置FGSS (Fuel Gas Supply System) を採用しており、予定されているデモンストレーション運転に先立ち高圧ガスシステムや周囲に対する安全性の確認がなされました。

三井造船株式会社(以下MES)は、MAN Diesel & Turbo (以下MAN)と共同開発したLNG燃料仕様の2サイクル低速ディーゼルエンジン「ME―GI」の量産化を検討しており、重油価格の高騰による燃費削減や排ガス規制への対策として、ガスエンジンへの関心が高まっていることに対応しています。

三菱重工業株式会社(以下MHI)は舶用エンジンを天然ガスで動かすための装置FGSSを国内で初めて開発し既に自社施設に試験設備を設けています。今回、その実績を生かしMES玉野事業所へ納入することになりました。

MES大津 機械・システム事業本部 アドバイザによれば、「今回のHAZOPで安全性が確認された事で、MHIとさらなる協議を進め安全なデモ運転をすると同時に将来の量産化に向けての準備を完成したい。」との事。 

HAZOPワークショップでは、リスクアセスメント対象範囲の中で予め分けられたセクション(ノード)について、ガイドワードをベースに専門的かつ活発な議論が3日間にわたり行われ、潜在的なリスクを洗い出しシステムの安全性と操作性について技術的検討がなされました。参加者は、ライセンサーのMANやFGSSサプライヤーのMHIを始め全5社、総勢28名に及びました。

DNV GLの系統的かつスムーズな進行により、3日間のワークショップは無事に終了し参加者はシステムに対する知識をより深め、さらなる安全な設計へと繋がる重要なステップとなりました。 

三井造船は千葉事業所で1994年から陸上発電用にガスインジェクションエンジンを運転した実績を持っており、MANのME-GIエンジンの開発に大きく貢献。昨年7月には同エンジンを使用したLNG船「Double Eco MAX」を発表。燃費・CO2排出量を30%削減しました。ME-GIを搭載するLNG燃料船は環境規制の厳しい欧州では特に最近注目が高まっているため、量産化はLNG船だけでなく、VLCCなど他の一般商船への需要も視野に入れています。

 

お問い合わせ: DNV GLアドバイザリー&ベリフィケーションサービス  Yok.Advisory@dnvgl.com