北海道電力のグリーン/トランジション・ファイナンス・フレームワーク評価を実施
DNVは、北海道電力株式会社のグリーン/トランジション・ファイナンス・フレームワークにセカンド・パーティ・オピニオンを発行しました。
(以下、報告書サマリーからの抜粋)
北海道電力株式会社(以下、北海道電力)は発電・小売電気事業等を営んでおり、また、ほくでんグループ企業においては一般送配電事業、発電事業(離島における発電事業を含む)、小売電気事業および情報通信等の事業を営んでいます。
事業を進めていく中で、北海道電力を中心とするほくでんグループを取り巻く経営環境は、競争の激化とともに、脱炭素化や技術の進展、高齢化・人口減、お客さまの価値観の変化など社会構造の変容が進んでおり、今後はさらなる加速が予想されます。このような変化に着実に対応していくため、2030年におけるほくでんグループの目指す姿として、2020年4月、「ほくでんグループ経営ビジョン2030」(以下、「経営ビジョン」)を取りまとめました。
経営ビジョンでは、2030年度までに目指す目標として「グループ発電部門からの CO2排出量を2013年度比で50%以上低減」「再生可能エネルギー発電(道外含む)の30万kW以上増」等を掲げ、現在、その達成に向けた取り組みを進めています。
北海道電力は、2021年10月にグリーンボンド・フレームワークを策定し、2021年12月及び 2022年7月に1回目及び2回目のグリーンボンドを発行しました。今般、北海道電力は、北海道電力におけるカーボンニュートラル戦略の深掘りやトランジション・ファイナンスに関連した各種制度・方針等の整備が進んだことを受け、同フレームワークを「北海道電力グリーン/トランジション・ファイナンス・フレームワーク(以下、フレームワーク)」に改訂しました。
このような取組みを進める上で、北海道電力は、野心的な目標を中長期の経営目標に設定し、「ほくでんグループ 「2050年カーボンニュートラル」を目指して」を掲げ、その中で定めた「カーボンニュートラル 2050ロードマップ」に沿った北海道における「エネルギー全体のカーボンニュートラル」の実現を目指しています。グリーン/トランジション・ファイナンスによる 調達資金は、それらの実現を目指すための取り組みに充当することを計画しています。
北海道電力は、グリーン/トランジション・ファイナンスを国際的に定められた枠組みに適合した形で実行するためのフレームワークを確立しています。フレームワークは、下記のファイナンス実行に必要な要素を含む包括的なフレームワークとして構成されています。
- グリーン・ファイナンス(グリーンボンド及びローン)
- トランジション・ファイナンス(資金使途特定型及び資金使途不特定型のトランジションボンド及びローン)
DNV ビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社(以下、DNV)は外部レビュー機関として、フレームワークの適格性を評 価しました。
詳細は、サステナブルファイナンスリスト(評価実績)より、ご覧ください。
DNVはグローバルで活動する第三者評価機関として、環境・社会に対する高い技術的な知見と豊富な経験を活かし、あらゆるESGファイナンスへの第三者評価の提供を通じて社会的責任を果たしてまいります。
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