三菱HCキャピタルのトランジションローン・フレームワーク評価を実施

DNVは、三菱HCキャピタル株式会社のトランジションローン・フレームワークにセカンド・パーティ・オピニオンを発行しました。

(以下、報告書サマリーからの抜粋)

三菱HCキャピタル株式会社(以下、三菱HCキャピタル、又はEnabler)は、2021年4 月に三菱 UFJ リース株式会社と日⽴キャピタル株式会社の統合により誕⽣しました。三菱HCキャピタルは「社会資本/ライフ」「環境・エネ ルギー」「販売⾦融」「モビリティ」「グローバルアセット」の 5 分野を注⼒領域として位置づけ、先進的なアセットビジネスを展開しています。 


三菱HCキャピタルは環境方針の基本理念として、地球環境の保全と持続的な発展が可能な社会づくりに貢献するため、環境・社会と調和した事業活動を⾏うこととしています。三菱HCキャピタルは、トランジション分野における役割 として、GHG多排出産業のみならず、そのサプライチェーン上にある様々な企業に対し、柔軟で現実的な資⾦調達⼿段を提供することが、社会全体におけるトランジションを推進することになると考えています。 


三菱HCキャピタルは、統合前において、三菱 UFJ リース及び日⽴キャピタルとしてそれぞれグリーンボンドを発⾏してい ますが、今般、上述の通り、事業を通じた環境貢献を他者のトランジションに資⾦供給する⾦融機関(Enabler)と してトランジションファイナンスを推進するため、国際的な枠組みに基づき「三菱HCキャピタル トランジションローン・フレ ームワーク」(以下、フレームワーク)を新たに確⽴しました。 


フレームワークは、三菱HCキャピタルがEnablerとして下記のファイナンス実⾏に必要な要素を含む包括的なフレー ムワークとして構成されています。 

- トランジションローン(資⾦使途特定型) 


DNV ビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社(以下、DNV)は外部レビュー機関として、フレームワークの適格性を評価し ました。具体的には、DNVは以下を中心とした枠組み(原則やガイドライン等)を適用・参照し、三菱HCキャピタルが、 Enabler として、トランジションローン(資⾦使途特定型)の対象となるプロジェクトや活動が、最終的にトランジションプロジェク ト(適格プロジェクト)を実⾏する資⾦調達者(以下、資⾦調達者)の適切なトランジション戦略の実現に資するものであること を、適切に評価・判断するための計画や体制についての適格性評価を⾏いました。 


詳細は、サステナブルファイナンスリスト(評価実績)より、ご覧ください。


DNVはグローバルで活動する第三者評価機関として、環境・社会に対する高い技術的な知見と豊富な経験を活かし、あらゆるESGファイナンスへの第三者評価の提供を通じて社会的責任を果たしてまいります。 



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DNV は、150年間続くあらゆるリスクマネジメントに関する様々な活動を行う先駆的国際機関として、世界100ヶ国以上、300の事務所、85もの様々な国籍を持つ16,000人のスタッフが認証、アセスメント、船級等々の分野でサービスを提供しています。積極的に研究開発へと継続的に投資しているため、従業員は高度な専門性と資格を有する集団としてサービスを提供することが可能となっています。