キリンホールディングスのサステナブルファイナンス・フレームワーク評価を実施

DNVは、キリンホールディングス株式会社のキリン・サステナブルファイナンス・フレームワーク(およびトランジション・リンク・ローン)にセカンド・パーティ・オピニオンを発行しました。

(以下、報告書サマリーからの抜粋)

キリンホールディングス株式会社(以下、キリンホールディングス)は、キリンビール株式会社、キリンビバレッジ株式会社、メ ルシャン株式会社、Lion Pty Ltd、協和キリン株式会社、協和発酵バイオ株式会社等によって構成されるキリングルー プの持株会社です。日本及びアジア、オセアニア地域を中心に、祖業より培った発酵・バイオテクノロジーを生かし「食領域」(酒類・飲料事業)と「医領域」(医薬事業)に加え、2 つの中間領域である「ヘルスサイエンス領域」(ヘルスサイエンス 事業)を展開しています。 


キリンホールディングスは、自然と人を見つめるものづくりで、「食と健康」の新たなよろこびを広げ、こころ豊かな社会の実現に貢献することをグループ経営理念に掲げています。また、企業としての成長と、社会が抱える課題の解決を同時に実現するために、事業活動そのものが社会課題解決となる CSV(Creating Shared Value=共通価値の創造)を実践することが重要と考えています。そのため、長期経営構想「キリングループ・ビジョン 2027」において、CSV を経営の根幹に 据え、社会に良いインパクトをもたらし、持続的に成長することを目指すことを定めています。 


この「キリングループ・ビジョン 2027」の指針として、特に取り組むべき 4 つの重点課題ごとに「CSV パーパス」を策定して います。そのうち、「健康」「コミュニティ」「環境」における環境課題及び社会課題の解決に取り組むために必要な資金をグ リーン/ソーシャル/サステナビリティファイナンスとして調達するため、2022 年 3 月に「キリン・サステナブルファイナンス・フ レームワーク」(以下、フレームワーク)を策定しました。 

さらに、今回、長期戦略「キリングループ環境ビジョン 2050」に基づくネットゼロ宣言及び目標達成に向けたロードマップに 基づいて策定したGHG削減の中長期目標が、「科学に基づく目標設定イニシアチブ(以下、SBTi)」が設定する「科学 に基づく目標(以下、SBT)1.5℃基準」のSBTネットゼロ認定を2022年7月に取得したことを受け、その実現に取り組むために必要な資金をトランジション・ファイナンスとして調達するため、フレームワークを改訂しました。 


DNV ビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社(以下、DNV)は、外部レビュー機関として、フレームワークの適格性を 評価しました。具体的には、DNV は以下を中心とした枠組み(原則やガイドライン等)を適用し、フレームワークの適格性評価を提供しました。


詳細は、サステナブルファイナンスリスト(評価実績)より、ご覧ください。


DNVはグローバルで活動する第三者評価機関として、環境・社会に対する高い技術的な知見と豊富な経験を活かし、あらゆるESGファイナンスへの第三者評価の提供を通じて社会的責任を果たしてまいります。 



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