西部ガスホールディングスのグリーン/トランジション・ファイナンス・フレームワーク評価を実施
DNVは、西部ガスホールディングス株式会社のグリーン/トランジション・ファイナンス・フレームワーク にセカンド・パーティ・オピニオンを発行しました。
(以下、報告書サマリーからの抜粋)
⻄部ガスグループは、1930年12⽉1⽇の創業以来、都市ガス供給を中⼼に事業拡⼤を進めてきました。2021年4⽉1⽇には会社分割などを⾏い、新しいグループ体制(純粋持株会社体制)へと移⾏しました。現在、⻄部ガスグループは、ガスエネルギー事業、⼩売電気事業、国際エネルギー事業などのエネルギー事業を中核としながら、不動産事業、⾷関連事業、介護福祉事業、レジャー関連事業など、お客さまの暮らしを⽀える幅広い事業展開を⾏っています。
⻄部ガスグループは 2050 年のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを⽰すため、「⻄部ガスグループカーボンニュートラル2050」を 2021 年に公表しました。「⻄部ガスグループカーボンニュートラル 2050」では、クリーンで効率的なエネルギー利⽤を軸に「低・脱炭素化」の取り組みを加速させ、2030 年までの⽬標を掲げ、お客さまおよび地域社会の持続的発展に貢献していくことを宣⾔しています。
カーボンニュートラル実現を⽬指すため、⻄部ガスグループは天然ガスシフトによる低炭素化、メタネーション・⽔素利⽤によるガスの脱炭素化、再⽣可能エネルギーの普及拡⼤による電源の脱炭素化の 3 つの柱を組み合わせて推進していきます。⻄部ガスグループは、クリーンで効率的なエネルギー利⽤を軸に「低・脱炭素化」の取り組みを加速させ、2050 年/2030 年⽬標を実現するためのロードマップを策定しました。
DNV は、⻄部ガスグループが「⻄部ガスグループカーボンニュートラル 2050」実現のための資⾦をグリーン/トランジション・ファイナンスにより調達し、その資⾦のうち、経費を除く⼿取り⾦の全てを⻄部ガスグループのトランジション戦略を実⾏するための投資計画に合致するグリーン/トランジション適格プロジェクトの設備投資、業務費や運営費、出資、研究開発関連費⽤等として、新規投資及びリファイナンスとして充当される計画であることを確認しました。
これらは、CTFH・CTFBG、GBP・GBGLs、GLP・GLGLs などで例⽰される代表的な事業変⾰に資するプロジェクトや、燃料転換を直接的、間接的に⽀援するプロジェクト、また経済産業省が策定した「ガス分野のトランジション・ロードマップ」等に整合し、経済産業省や⽇本ガス協会の⽬標達成に貢献するプロジェクトです。これらのプロジェクトは、トランジション戦略に対し明確な環境改善効果をもたらすことが評価されており、SDGs への寄与が期待されます。
今回、⻄部ガスグループ、「⻄部ガスグループカーボンニュートラル 2050」実現のための資⾦調達を、国際的に定められた枠組みに適合した形で実⾏するため、⻄部ガスグループ グリーン/トランジション・ファイナンス・フレームワーク(以下、フレームワーク)を策定しました。
DNV ビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社(以下、DNV)は外部レビュー機関として、フレームワークの適格性を評価しました。
詳細は、サステナブルファイナンスリスト(評価実績)より、ご覧ください。
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