東京ガスのトランジション・ファイナンス・フレームワーク評価を実施
DNVは、東京ガス株式会社のトランジション・ファイナンス・フレームワークにセカンド・パーティ・オピニオンを発行しました。
(以下、報告書サマリーからの抜粋)
東京ガス株式会社(以下、東京ガス *東京ガスグループも含む)は、1885年10月に東京⽡斯会社として創⽴しました。現在、東京ガスを含め200社の子会社、関連会社(2021年9月30日時点)と共に、ガス事業、電⼒事業、海外事業、エネルギー関連事業、地域開発サービス(不動産)事業を展開しています。
東京ガスは2019年に東京ガスグループ経営ビジョンとして「Comass2030」を策定しました。「Comass2030」に基づき、CO2 ネット・ゼロへの挑戦をはじめとする脱炭素社会への移⾏をリードする取組みを強化すると共に、2020年には中⻑期的な市場環 境の変化を認識し将来に向けた成⻑・拡⼤を図るための基盤固めとなる中期経営計画(2020-2022 年度)を策定しています。
このような取組みを進める上で、東京ガスは、2020年に東京ガスグリーンボンドを発⾏し、その後、2021年11月には「Compass Action」としてカーボンニュートラルへの移⾏ロードマップとしてトランジションへの取組みを掲げました。これらの取組みは、日本ガス協会やトランジション・ファイナンスの推進を目指して経済産業省が2022年2月に策定したガス分野における技術ロードマップとも整合するものです。
今回、東京ガスは、脱炭素社会へのトランジションの取組みをリードするためのトランジション戦略に資する投資資⾦をトランジション・ファイナンスとして調達し、さらには投資家及び幅広い市場関係者との対話を⾏い、そして国際的に定められた枠組みに適合した形で実⾏するため、東京ガス株式会社トランジション・ファイナンス・フレームワーク(以下、フレームワーク)を策定しました。
DNV ビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社(以下、DNV)は外部レビュー機関として、フレームワーク及び今回実施する東京ガストランジションボンド(2022年3月以降発⾏予定)の適格性を評価しました。
DNVは、フレームワークをはじめとする東京ガスより提供された関連文書・情報に基づく評価により、フレームワークが関連する枠組みで要求される基準を満たし、トランジション・ファイナンスとして適格性があることを確認しました。また今回実施予定のトランジションボンドはこのフレームワークに従って適切に計画され、実施される⾒込みであることを確認しました。
詳細は、サステナブルファイナンスリスト(評価実績)より、ご覧ください。
DNVはグローバルで活動する第三者評価機関として、環境・社会に対する高い技術的な知見と豊富な経験を活かし、今回の東京ガスのトランジション・ファイナンス・フレームワークへのセカンド・パーティ・オピニオンを含む、あらゆるESGファイナンスへの第三者評価の提供を通じて社会的責任を果たしてまいります。
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