大阪ガスのグリーン/トランジション・ファイナンス・フレームワーク評価を実施

DNVは、大阪ガス株式会社のDaigas グループ グリーン/トランジション・ファイナンス・フレームワークにセカンド・パーティ・オピニオンを発行しました。

(以下、報告書サマリーからの抜粋)

大阪ガス株式会社(以下、大阪ガス *Daigas グループも含む)は、1897年に設⽴されました。現在、近畿地方を中心に、国内エネルギー事業、海外エネルギー事業、ライフ&ビジネス ソリューション(LBS)事業の3つの大きな事業セグメントからなる企業グループを形成しています。 


Daigasグループは2050年のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを⽰すため、「Daigas グループ カーボンニュートラルビ ジョン」を2021年に策定しました。「Daigas グループ カーボンニュートラルビジョン」では、都市ガスの原料の脱炭素化や再生可能エネルギー導入により、革新的なエネルギー・サービスカンパニーとして持続可能な社会の実現に向けたソリューションを提供することとしています。また、2021年に策定した Daigas グループ中期経営計画 2023 では、重点取り組みの一つとして、低・脱炭素社会の実現を掲げており、この中で、Daigas グループの強みを活かした、2030年度の目標と、2050年に向けた取り組みを具体化させています。 


このような取り組みを進める上で、大阪ガスは、「カーボンニュートラル実現に向けたロードマップ」を策定しました。カーボンニュートラ ル実現のために、様々な研究開発、実証、技術及び設備の導入を進めると共に、実用化までの間、中期的には低炭素化技術 の活用により、CO2排出削減にも推進することとしており、これらの取り組みはクライメート・トランジションの考え方に合致する取り組みです。「カーボンニュートラル実現に向けたロードマップ」は、日本ガス協会のカーボンニュートラル 2050 のアクションプランやトランジション・ファイナンスの推進を目指して経済産業省が2022年1月に策定したガス分野及び電⼒分野のロードマップとも整合するものであり、さらには、国際的に幅広く認知されたグリーンファイナンスの枠組みで⽰される代表的なグリーンプロジェクトが含まれます。 


今回、大阪ガスは、「Daigas グループ カーボンニュートラルビジョン」の実現に資する投資資⾦の調達を、国際的に定められた枠組みに適合した形で実⾏するため、Daigas グループ グリーン/トランジション・ファイナンス・フレームワーク(以下、フレームワーク)を策定しました。 


DNV ビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社(以下、DNV)は外部レビュー機関として、フレームワーク及び今回実施する大阪ガストランジションボンド(2022 年 5 月以降発⾏予定)の適格性を評価しました。 


DNVは、フレームワークをはじめとする大阪ガスより提供された関連文書・情報に基づく評価により、フレームワークが関連する枠組みで要求される基準を満たし、トランジション・ファイナンスとして適格性があることを確認しました。また今回実施予定のトランジションボンドはこのフレームワークに従って適切に計画され、実施される⾒込みであることを確認しました。


詳細は、サステナブルファイナンスリスト(評価実績)より、ご覧ください。


DNVはグローバルで活動する第三者評価機関として、環境・社会に対する高い技術的な知見と豊富な経験を活かし、今回の大阪ガス Daigas グループ グリーン/トランジション・ファイナンス・フレームワークへのセカンド・パーティ・オピニオンを含む、あらゆるESGファイナンスへの第三者評価の提供を通じて社会的責任を果たしてまいります。 



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