年始のご挨拶

社を代表し、年始のご挨拶をさせて頂きます。

平素は弊社サービスをご利用頂き、又、弊社をご贔屓頂き有難う御座います。
社を代表し年始のご挨拶をさせて頂きます。

振り返りますと、昨今お客様から企業理念やビジョンに関するご相談を頂くケースが従来にも増して多くなったと感じています 。これは欧州では既に大きな社会問題となっている、パリ協定を始めとする企業の社会的責任・環境問題等々が、国内市場においても看過出来ない状態となり、日々激変する市場環境の中で、企業運営の原点回帰、拠り所の再定義、という経営者の皆様の危機感の現れであろうと理解をしています。ただ、ここで言う社としての企業理念、ビジョンの実態を広く眺めた場合、洋の東西を問わずに綺麗なお題目となってしまい、実際の経営と少なからず乖離をしている例が散見されるのも事実です。

翻って我々 DNV GL を社として見た場合、それが北欧企業であるが故か、下記の企業理念とビジョンは企業風土の根幹を成し、全ての活動の拠り所として深く企業文化 に根付いている点は、私の入社当初から非常に印象的な点でした。

[ 企業理念 ]To Safeguard Life, Property and the Environment
生命、資産、環境の守る為のパートナーとして」
[ ビジョン ]Global Impact for a Safe and Sustainable Future
「持続可能な未来の為、広く社会に貢献すること」


行動指針とも言えるこのビジョンの中に、企業理念に近い概念である「持続可能性」を含めている点は社としての大きな特徴と言えます。又これは船舶関連規則を掌る船級、北海油田掘削に関する業務を祖業とする弊社の生立ちにも深く関係しており、同時に、昨今の企業を取巻く国際的潮流とも言える国連SDGs ( 持続可能な開発目標)の理念を先取りしていたものとも感じています。

私達の社名である「ビジネスアシュアランス」即ち、お客様の事業活動を支え、安心・安全・確実を守り信用を担保するという意味は正に DNV GL のビジョンそのものです。マネジメントシステム審査業務を始め、各種アセスメント、教育研修、サプライチェーン管理にまで至る我々の全てのサービスは、このビジョンとも繋がるSDGsと強い結びつきがあることから、改めて 社会に対する貢献度を明確にしていきたいと考えています。
今後も社としての理念、ビジョンを忘れる事無く、社名に込められた使命を常に胸に刻み、社員一同、質の高いサービスを提供させて頂く所存です。

今後とも変わらずお引き立て頂ければ幸いに存じます。
本年も宜しく御願い致します。



DNVGL ビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社
代表取締役社長 前田直樹