大阪ガスDaigasグループ グリーン/トランジション・ファイナンス・フレームワーク再評価を実施
DNVは、大阪ガス株式会社のDaigas グループ グリーン/トランジション・ファイナンス・フレームワークにセカンド・パーティ・オピニオンを発行しました。
Daigasグループは2050年のカーボンニュートラル実現に向け、「Daigasグループ カーボンニュートラルビジョン」及び「Daigasグループ エネルギートランジション2030」を策定・公表しました。エネルギーの安定供給・保安の確保と、エネルギーのカーボンニュートラル化の両立を目指し、社会全体のCO2排出量の削減に寄与する天然ガス利用拡大に加えて、再生可能エネルギーや水素を利用したe-メタン*1導入によるガス体エネルギーの脱炭素化、再生可能エネルギー導入を軸とした電源の脱炭素化、並びにこれらの取り組みを通じたお客さまへのソリューション提供等によって、2050年のカーボンニュートラル実現を目指します。
また、2024年に策定したDaigasグループ中期経営計画2026において、本計画の対象期間(2024年度~2026年度)は、トランジション期への貢献に取り組むとともに、2050年のカーボンニュートラル加速に向けた基盤構築をカーボンニュートラルと天然ガスの両輪で進める「志を体現し、未来に橋を架ける」期間と位置づけ、2030年度の目標と、2050年に向けた取り組みを推進させています。
このような取り組みを進める上で、大阪ガスは、「カーボンニュートラル実現に向けたロードマップ」を策定しました。カーボンニュートラル実現のために、様々な研究開発、実証、技術及び設備の導入を進めると共に、実用化までの間、中期的には低炭素化技術の活用により、CO2排出削減にも推進することとしており、これらの取り組みはクライメート・トランジションの考え方に合致する取り組みです。「カーボンニュートラル実現に向けたロードマップ」は、日本ガス協会のカーボンニュートラル2050のアクションプランやトランジション・ファイナンスの推進を目指して経済産業省が2022年1月に策定したガス分野及び電力分野のロードマップとも整合するものであり、さらには、国際的に幅広く認知されたグリーンファイナンスの枠組みで示される代表的なグリーンプロジェクトが含まれます。
今回、大阪ガスは、「Daigasグループ カーボンニュートラルビジョン」及び「Daigasグループ エネルギートランジション2030」の実現に資する投資資金の調達を、追加するトランジション・リンク・ファイナンスや、最新版として2023年に更新された国際的各種枠組みに適合した形で実行するため、Daigasグループ グリーン/トランジション・ファイナンス・フレームワーク(以下、フレームワーク)を改訂しました。
DNVビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社(以下、DNV)は外部レビュー機関として、フレームワークの適格性を評価しました。
(以上、報告書サマリーからの抜粋)
なお、本件は都市ガス事業者初となるトランジション・リンク・ボンドの発行となります。
詳細は、サステナブルファイナンスリスト(評価実績)より、ご覧ください。
関連情報:
大阪ガス:都市ガス事業者初となるトランジション・リンク・ボンドの発行に関するお知らせ (osakagas.co.jp)
大阪ガスDaigasグループトランジションボンド(第2回)の評価を実施 (dnv.jp)
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