Safe and Reliable Energy Transition セミナー・ Phast™ and Safeti ワークショップ

持続可能で安全なエネルギー転換を実現する未来へ、ともに歩んでいきましょう​

エネルギー業界が進化する中で、水素、アンモニア、CCS(カーボンキャプチャー・ストレージ)、およびエネルギー貯蔵技術は、持続可能な未来の実現に不可欠な要素です。これらの革新技術を安全かつ確実に生産、処理、輸送、貯蔵することが、今後のエネルギーシステムにおいて極めて重要となります。

本セミナー・ワークショップでは以下の内容についてご紹介いたします。

  • DNVと業界の専門家による技術的な見解・洞察
  • 日本のプロセス安全コミュニティ-やエネルギー専門家との交流
  • プロセス安全、リスク、RAM分析に関する専門性の向上
  • DNVPhast/Safetiツールを使った実践的なワークショップの体験

セミナー:2025年6月17日(火) 9:00-17:00 予定

ワークショップ:2025年6月18日(水) 9:00-15:00 予定

会場:赤坂インターシティコンファレンス Room 402
〒107-0052 東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR 4F

*お申し込みは終了いたしました。ご質問、お問い合わせdigital.japan@dnv.comまたはeri.morishita@dnv.comまでお問い合わせください。
お席には限りがございますので、お早めのご登録をおすすめいたします。​

※定員に達した場合、締切日前であっても予告なく受付を終了させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。

*セミナーおよびワークショップは主に英語にて進行させていただきます。
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

*セミナーおよびワークショップへのご参加について

ワークショップへのご参加には、17日に開催されるセミナーにもご参加いただく必要がございます。ワークショップのみのご参加は承っておりませんので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

*ワークショップ用ライセンスは弊社にてご用意いたします。

議題

2025 年9月5日(金) セミナーアジェンダ

08:50 - 09:20

Registration・受付開始& Doors Open・開場

09:20 - 09:25

Safety briefing・安全に関するご案内

09:25 - 09:30

Welcome address・開会のご挨拶(言語:英語)

09:30 - 10:15

FLOWRA Introduction / Strategy /Pannel Discussion (Topic to be confirmed)​・FLOWRAの活動紹介および今後の取り組みについて(言語:日本語)/パネルディスカッション(言語:英語)

 本セッションでは、浮体式洋上風力発電の普及促進を目的に設立された業界団体「 浮体式洋上風力技術研究組合 (FLOWRA)」についてご紹介いたします。FLOWRAの設立背景、組織体制、および国の政策・規制枠組みにおける役割を概説するとともに、政府機関との連携や国際ステークホルダーとの協働、国内サプライチェーンの支援など、同協議会が推進する戦略的取り組みについても解説いたします。本セッションを通じて、FLOWRAが日本の浮体式洋上風力市場において果たしている役割や、国際的な連携および技術提供の可能性について理解を深めていただける内容となっております。

パネルディスカッション(テーマ調整中)
パネリスト
・浮体式洋上風力技術研究組合: 国際連携部長 猪狩 元嗣様
・DNV AS デジタルソリューションズ グローバル ビジネスディベロップメント ディレクター:HagSung Kim
他調整中

10:15 - 10:45

Overview of DNV Solutions for FOWT・DNVによる浮体式洋上風力発電向けソリューションの概要(言語:日本語)

本セッションでは、浮体式洋上風力発電(FOWT)構造物の解析に用いられるDNVの解析ソフトウェア「Sesam」および「Bladed」についてご紹介いたします。さらに、設計段階に応じて適用される4つの主要な解析手法:周波数領域解析ならびに時間領域における3つの手法(Response Reconstruction法、, Load Reconstruction法、Direct Load Generation法)の概要を解説いたします。本セッションは、各手法の目的および特性に関する理解を深めていただくとともに、続くセッションに向けた基礎的な位置づけとなることを目的としております。

10:45 - 11:00

Coffee Break・休憩/ ネットワーキング

11:00 - 11:30

General presentation about Bladed floating capabilities・Bladedにおける浮体式風力発電対応機能の概要(言語:英語)

本セッションでは、浮体式風力発電の設計および解析におけるBladedの対応機能について概説いたします。Bladedは包括的なソリューションとして、初期設計段階における迅速な設計反復を可能にし、DNVのワークフローと連携することで詳細設計の効率化を実現します。また、精度の高い浮体式風力発電モデルを統合することで、基礎構造設計における不確実性を最小限に抑え、プロジェクト全体のリスク低減に寄与します。さらに、主要なエンジニアリングツールとのシームレスな連携によりチーム間の協業を促進するとともに、Bladedに搭載されている制御システム設計ツールによって、浮体式風力発電の安全かつ安定した運用を支援します。

11:30 - 12:00

Demo: Bladed-External Tools Workflow ・デモ:Bladedと他社製の係留解析ツールの連携(言語:英語)

本デモセッションでは、Bladedが他社製の係留解析ツールと連携し、浮体式風力システムにおける柔軟かつ高精度なモデリングの実現を可能にする連携手法をご紹介いたします。

12:00 - 12:30

Introduction to DNV’s Certification Process for Floating Offshore Wind Turbines・DNVによる浮体式洋上風力発電設備の認証プロセスの概要(言語:日本語)

本セッションでは、DNVによる浮体式洋上風力発電システムの認証プロセスの概要を説明します。概念設計の検証から最終の試運転まで認証ライフサイクルの主要なフェーズを網羅し、DNV認証スキームが国際規格および現地の規制要件とどのように整合しているかを説明します。また、浮体式システムの認証において対処される具体的な技術的課題、そして認証がプロジェクトリスクの低減、安全性と性能の確保といった形で開発者、設計者、投資家にもたらす価値についても解説いたします。

12:30 - 13:30

Lunch・お昼休憩/ ネットワーキング

13:30 - 14:15

Demo: FLS Analysis Using the Bladed–Sesam Response Reconstruction Workflow・デモ:Response Reconstruction法を用いたBladed-SesamのFLS解析ワークフロー(言語:日本語)

本セッションでは、Response Reconstruction法を用いたBladed-SesamのFLS解析ワークフローについてご紹介いたします。周波数領域での流体力解析および構造解析の事前計算(Precomputation)を踏まえたうえで、応答再現、およびレインフローカウント法に基づく疲労評価までの一連のプロセスをライブデモを通じて解説いたします。

14:15 - 15:00

Demo: ULS Analysis Using the Bladed–Sesam Response Reconstruction Workflow・デモ:Response Reconstruction法を用いたBladed-SesamのULS解析ワークフロー(言語:日本語)

本セッションでは、Response Reconstruction法を用いたBladed-SesamのULS解析の一連のワークフローについてご紹介いたします。手法の概要説明と、Bladedの解析結果をSesamで活用する流れをご紹介し、流体力解析と構造解析の事前計算、応答再現、設計基準による強度照査(コードチェック)のライブデモを行います。

15:00 - 15:20

休憩・ネットワーキング

15:20 - 15:50

Site Investigation Campaign Per Industry Best Practice In Offshore Wind・洋上風力発電における現地調査のベストプラクティス(言語:日本語)

本セッションでは、洋上風力発電プロジェクトにおいて、信頼性の高いサイト調査を計画・実施することの重要性について解説します。正確なデータの取得と早期の分析により、不確実性を減らし、設計を最適化し、全体コストを抑えることが可能になります。Floating LiDARやメットマスト(観測塔)、公開データなど、さまざまな計測手法の比較を通じて、それぞれが事業の銀行融資適格性(バンカビリティ)に与える影響を紹介します。さらに、日本および欧州における事例をもとに、コスト対効果や地盤調査の検討事項の解説やプロジェクトを成功に導くための、業界のベストプラクティスに沿った実践的な手法をご紹介いたします。

15:50 - 16:35

Concrete Foundation Workflow Demonstration for Early-Stage Design Using Sesam・デモ:Sesamを用いた初期設計段階におけるコンクリート基礎のワークフロー(言語:日本語)

本セッションでは、初期設計およびFEED(Front-End Engineering Design)段階におけるコンクリート浮体基礎構造の評価にSesamを適用する手法をご紹介いたします。モデリング、流体力解析、構造解析、ポストプロセスに向けた準備までを含む、周波数領域解析に基づく統合的なワークフローに焦点を当てます。
また、設計コード(例:DNV-ST-C502)に準拠した鉄筋コンクリート構造の構造性能評価を行うためのSesamモジュール「ShellDesign」についても解説いたします。セッションの終盤では、これらのプロセス全体を通したデモンストレーションを実施します。

 

16:35 - 17:00

Q&A Followed by closing remarks・質疑応答と閉会のご挨拶

議題

Day 2 (18 June 2025)

08:30 - 09:00

Registration・受付開始

08:45 - 09:00

Doors Open・開場

09:00 - 09:05

Safety briefing・安全に関するご案内

09:05 - 10:00

Session 1: GIS connections with Phast/Safeti ・セッション1: Phast/SafetiとGISの連携 

  • 位置情報付きの画像データを収集 
  • 位置情報付きの画像データのインポート 
  • Phast/SafetiデータのGISシステムへのエクスポート(シェープファイル形式) 
  • GISシステムからのKMLファイルの取得とPhast/Safetiへのインポート 
10:00 - 11:00

セッション2: Phast/Safetiによる水素放出モデリングガイド(パート1) 

  •  水素放出モデリング(発生源の設定) 
  • 水素拡散モデリング
11:00 - 11:15

Coffee Break and networking・休憩

11:15 - 12:15

Session 2: Guidance on hydrogen release modelling with Phast/Safeti (Part 2) ・セッション2:Phast/Safetiによる水素放出モデリングのガイド(パート2) 

  • 水素火災のモデリング 
  • 水素爆発のモデリング 
  • 水素リスクのモデリング(漏洩頻度、着火、イベントツリー) 
12:15 - 13:15

Lunch and networking・昼食・休憩

13:15 - 14:15

Session 3: Guidance on carbon dioxide release modelling with Phast/Safeti・セッション3: Phast/Safetiによる二酸化炭素放出モデリングガイド 

  • 二酸化炭素放出モデリング(発生源の設定) 
  • 二酸化炭素拡散モデリング 
  • 二酸化炭素による窒息・毒性リスクモデリング 
14:15 - 15:00

Session 4: Solid explosion and dust explosion modelling with Phast・セッション4:Phastによる化学物質および粉じん爆発のモデリング 

  • 化学物質(硝酸アンモニウムなど)の爆発事象のモデリング 
  • ポリエチレンなどの粉じん爆発のモデリング 
15:00 - 15:15

Coffee Break and networking・休憩

15:15 - 16:00

Session 5: Incorporating CFD data in Safeti QRA・セッション5:Safeti QRAにおけるCFDデータの活用 

  • Phast CFDやその他のCFDツールからの影響範囲データの抽出 
  • CFDデータのSafetiへのインポート 
  • Safeti QRAにおけるCFDデータと非CFDデータの統合活用 
  • 結果の解釈と考察 
     
16:00 - 16:05

Closing・閉会のご挨拶

製品ラインディレクターとして、プロセス安全、リスク管理、デジタルソリューションに関する最新の情報や革新的な解決策を、業界の専門家や技術者の皆様と共有し、議論できることを大変嬉しく思います。

  • Koheila Molazemi
  • Vice President and Product Line Director Plant, Digital Solutions
  • DNV