太陽光パネル信頼性調査の最新版を公開

信頼性がある利用可能なデータ不足している業界において、このDNV GLの研究は、太陽光パネルに対する投資事業のために太陽光パネルを評価するうえでの指針となるものです。

カリフォルニア・バークレーにあるDNV GL研究所施設でのテスト風景

DNV GL は、「太陽光パネル信頼性スコアカード」第二版をリリースしました。研究では、信頼性に関する公的に利用可能なデータ不足に対処することを目的としています。

本研究の主執筆者であるDNV GL Jenya Meydbray:
「25年間性能保証は業界標準であるが、ほとんどの太陽光パネルが実際に5年以上使用期間が短いので、まだまだデータの不足があると考えています。2014年にスコアカードの初版以来、その調査結果は、リスクを把握するための重要な資料となっています」 スコアカードが、定性的な太陽光パネル予想信頼性と、長期性能比較ツールと​​して役立つことを意図しています。今ランキングは、太陽光パネル内の知見と、電力サプライヤーのための資料としてを提供されています」

米国の最大の住宅用太陽光プロバイダSolarCity社副社長Nate Coleman:
「DNV GLは、我々は機器を評価し、当社の承認ベンダーリストを管理するためのデータを提供頂いており、私たちの信頼できるパートナーです」と述べています。

Jinko Solar USAのゼネラルマネージャーNigel Cockroft:
「DNV GLは品質に関して第三者検証を提供するDNV GLのような機関と協力できることを誇りに思います。顧客や自社関係者にどのような影響があるのかを判断する上で重要なことだと考えています」
今回のスコアカードは、PVモジュールのシェア50%以上の世界10大メーカーを含む、19のメーカーを評価しています。 対象は、すでに必要な安全基準の遵守している市販製品です。DNV GLが経時劣化や信頼性に影響を与える五つの主要な要因(温度サイクル、動的機械加重、高温高湿、結露凍結、PID)に関してテストしています。

調査結果

■多くの太陽光パネルベンダーは、テスト全体で好調な結果として推移しました。 IECの合格/不合格基準は、200回の熱耐久試験後の五パーセント低下を許容していますが、8テストしたメーカーは、この試験において(今回は 800回の熱サイクル試験)後、わずか3 %しか低下せず、、合格基準を上回りました。
■全テストでトップグループは、京セラとPhono Solarの2メーカーでした。
■トップグループの太陽光パネルの約55 〜60 %は、中国で製造されました。調査した太陽光パネルのうち、中国製パネルの割合とほぼ同等と考えると、これは、製造地と信頼性が関連性がないことを示しています。

2016太陽光パネルの信頼性スコアカードは無料でダウンロードできます。

メディア掲載

日経テクノロジーオンライン:ノルウェーDNV GL、太陽光パネル信頼性調査の最新版を公開