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東京にて製品欠陥による経営/訴訟リスク 対策無料セミナー開催致しました。

自動車関連の製品欠陥による経営リスク/訴訟リスクについて欧州などの事例も踏まえ、その回避策についてISO26262機能安全規格への取組みをベースに解説致しました。

11/17(火)品川にて、DNV GL主催「製品欠陥による経営/訴訟リスク 対策セミナー」が開催されました。当日は自動車関連企業の経営者/マネージャー様を中心に80名余の参加者が集まりました。 弊社前田の挨拶後、DNV GLグループ法務担当執行役員/上席副社長のThor Wintherが登壇致しました。

Thorは、「自動車産業-法務面から見た事例と考察」として、欠陥製品に起因する訴訟や賠償等法的問題について言及しました。また関連する地域法令に関して、幾つかの事例を上げ説明致しました。また、 革新的な技術は新しいリスクを伴うことは避けられないとして、新燃料/相互接続性/自動運転について触れ、可能な限りリスクを特定しておくことは、何よりも優先されなければならないとしました。

次に「機能安全規格の取組み/会社組織レベルで何を整備すべきか」と題し、登壇した 機能安全部部長小嶋は、企業におけるリスク管理についてお話致しました。安全対策の歴史を振り返りながら、顕在的事象から潜在的事象へと 着目点が時代とともに推移していく流れを詳らかに致しました。
そこから安全文化の醸成の大切さやポイントをお話しました。また、設計当事者以外が実施する評価活動として確証方策について述べ、第三者の視点の導入が新しい 気づきを与えてくれると述べました。

最後に登壇した、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科白坂准教授は、「システムアシュアランスの最新動向」として、御講演いただきました。冒頭、『人は見たいモノしか見ない』として俯瞰的にものごとを捉える難しさを 述べられた後、システムだけや組織だけではない少し俯瞰的なアプローチとしてその仕組みを概説されました。
また最新の研究として、高度に細分化された考え方を統合的に活用できるデザイン方法論の構築についてお話頂きました。

その後、懇親会が会場を移動して行われ、ノルウエー王国大使館通商技術参事官ロルフ・アルムクロヴ様の挨拶後、参加者同士の交流や情報交換が行われました。

今後もDNV GLとしては、単なる技術セミナーにとどまらず、今回のセミナーのような技術の法的背景、社会的背景にまで触れた、経営層向けのセミナーを実施していく予定です。

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■DNV GLについて
DNV GLは、150年間続くあらゆるリスクマネジメントに関する様々な活動を行う先駆的国際機関として、世界100ヶ国以上、300の事務所、85もの様々な国籍を持つ16,000人のスタッフが認証、アセスメント、船級等々の分野でサービスを提供しています。積極的に研究開発へと継続的に投資しているため、従業員は高度な専門性と資格を有する集団としてサービスを提供することが可能となっています。