2015年度のご挨拶を申し上げます。
新年、明けましておめでとうございます。 社を代表し、年始のご挨拶をさせて頂きます。
世界的に景気の不透明感が増す中で、国内においても増税による景気急減速、円安に振れ過ぎた感のある為替の悪影響等々も相まって、従来以上に経済動向に焦点の当たる中での年越しとなりました。 マスコミの論調の中に「バリューチェーン、サプライチェーン」「コーポレートガバナンス」の概念が数多く散見されるようになりましたが、これは変動する為替と共に急速に進む産業界の国際化・ボーダーレス化の広がりと共に、あらゆる企業活動に対するステークホルダーの目の厳しさ、重要性が既に普遍的な事実、常識になりつつある事の証左だと感じています。
私共は一昨年のGL との合併を経て、DNVGLとして昨年、無事に創業150周年の節目を迎える事が出来ました。 この150年の間、船級業務から始まったサービスラインも、北海油田に関わるオイルガス関連リスクアセスメント、エネルギー関連アドバイザリー、更にはISO規格に代表されるマネジメントシステム認証サービスへと広がり、世界的な企業へと成長した訳ですが、次の時代を見据える中で、かかる経済動向の変化と流れは、第三者認証機関としての責務、お客様から期待される役割を再認識し、更にサービスラインを広げ、質を高めるに必要な時期への重要なシグナルであるともとらえております。 DNV GL として元々持つサービスラインの先進さ、広範さ、国際的展開力等々、外資ならではの強さを生かしつつ、且つ、日本産業界の特質を理解し、顧客目線に徹した技術的プロ集団としての高品質なサービスを今後もお届けしたいという基本理念は変える事無く、DNVGLならではの、より付加価値の高いサービスを提供させて頂く所存です。
ISO 認証審査に於いては、審査の焦点を更にビジネスリスクと連動させたNext Generation Risk Based Certification( 新リスクアプローチ監査) が本格稼動に入ります。又その他アセスメント業務に於いては、システムアシュアランスとしてのISO26262,A-SPICE、機能安全概念の航空宇宙業界への展開も致します。また、CSR 視点でのEICC アセスメントを始めとして、業界を問わずお引き合いを沢山頂いております2者監査から、既に業界標準になりつつあるISRS等のレーティングサービスに至るまで、広範なサービスで皆様の事業活動を支え、安心・安全・信用を確実に守り、サポートする認証機関でありたいと考えています。
本年もかわらずお引き立てのほど、よろしくお願い致します。
DNV GLビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社
代表取締役社長
前田 直樹
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神戸事務所(本部)【受付時間 土日祝を除く9:00-17:00】
078-291-1321 または japan.info@dnv.comまで
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■DNV GLについて
DNV GLは、150年間続くあらゆるリスクマネジメントに関する様々な活動を行う先駆的国際機関として、世界100ヶ国以上、300の事務所、85もの様々な国籍を持つ16,000人のスタッフが認証、アセスメント、船級等々の分野でサービスを提供しています。積極的に研究開発へと継続的に投資しているため、従業員は高度な専門性と資格を有する集団としてサービスを提供することが可能となっています。