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TAPA(Transported Asset Protection Association) は、輸送・保管のセキュリティに関する基準を制定し、認証を与えている世界的なNPO組織で、1997年に米国で設立されました。世界的に見ると、物流におけるセキュリティ基準とこれを認定する組織はいくつかありますが、TAPAの特徴は、フィジカルセキュリティの要求項目を具体的数値などで明確に示している点にあります。

近年、物流の複雑化・グローバル化に伴い、サプライチェーン上の貨物を管理する施設において、セキュリティのニーズが高まっています。特に中国や東南アジア諸国などにおいては、貨物の盗難やすり替え、異物混入のリスクが比較的高く、一方、国内では、とくに食品や医薬品の盗難や不正操作の増大が懸念されています。
製品自体だけでなく、技術漏洩などによる多大な被害を防ぐために万全策を講じることは、関連業界にとって最重要課題の一つですが、しかしながら、多くの物流施設では、ハード・ソフト面のセキュリティ対策が十分とは言えず対応が遅れているのが現状です。
2006年に採択されたAEOガイドラインに準拠して、日本では、2006年以降輸出者向けのAEOプログラムが導入されるようになりました。日本のAEOプログラムは、2009年7 月施行の「製造者向けAEOプログラム」により、サプライチェーンに所在する製造者、輸出入者、倉庫業者、通関業者、運送業者すべての事業者別AEOプログラムが出揃いました。これと併せて、世界でも各種のTAPAやISO28000などのセキュリティ規格が発行され、利用されるようになっております。
TAPAは、輸送・保管のセキュリティに関する基準を制定し、認証を与えている世界的なNPO組織で、1997年に米国で設立されました。2001年9月11日の同時多発テロを機に、様々なセキュリティ基準が新たに制定された中、TAPAは、C-TPATをはじめとする他のセキュリティ基準に多くの影響を与えています。世界的に見ると、物流におけるセキュリティ基準とこれを認定する組織はいくつかありますが、TAPAの特徴は、フィジカルセキュリティの要求項目を具体的数値などで明確に示している点です。この点から、TAPAは実務的な規格として効果的であるとの期待を受けており、倉庫・輸送におけるセキュリティレベルを審査し、認証を与える機関として広く認知されつつあります。
TAPAのメリット
荷主会社より倉庫・輸送会社に対しての業務発注依頼の必須条件になりつつある。
TAPA認証が、世界の物流スタンダード化になりつつある。
日本をはじめ世界の税関にて採用されているAEO認定へのフィジカルセキュリティのエビデンスとして有効であると考えられようになった。
TAPA認証を取得するには、TAPA-FSRの審査を受け、クリアする必要があります。
TAPA-FSR(Freight Security Requirements)とは、「貨物セキュリティ要求事項」と呼ばれる保安に関する要求事項であり、最低限のセキュリティ要求項目をリスト化したものです。A、B、Cの3 レベルがあり規定の点数をクリアすることで認証が与えられます。会社や部署単位で取得するのではなく、倉庫やセンターなどの施設ごとに認証を取得する必要があります。認証の有効期間は3年間で、ISOなどと同じく、定期的な更新審査があります。FSR査定対象エリアは下記のとおりです。
1.施設周辺セキュリティ |
2.アクセス管理―事務所 |
3.ドック倉庫施設 |
4.セキュリティシステム |
5.セキュリティ手順 |
6.標準的なセキュリティ要求事項(トラック) |
7.事前通知 |
8.より高いレベルのセキュリティ要求事項 |
DNVは、TAPA認証の審査が可能な審査機関として、認証サービスを提供しております。
DNVは、世界TOP3の審査機関として世界的に事業を展開しており、これらの経験をもってTAPA認証をご希望のお客様に適切なサービスをご提供します。
また、TAPA日本支部とも連携し、食品・医薬品分野のセキュリティ確保としてフードディフェンスについても力を入れており、多様な分野のお客様に対してもサービス提供可能な体制を構築しております。